|「……それではこれで失礼させて頂きます。イリスさん

「……それではこれで失礼させて頂きます。イリスさん、先程はご迷惑をおかけしました」
「いえ、ウィリアムさんも災難でしたね。気をつけて」
目にゴミが入った事よりも、クリスの餌食になりかけた事の方が災難度合いが明らかに高いだろう。やや足早に立ち去るウィリアムのその行動は、恐らく間違ってはいない。されている!
仲介手数料が割引されている!

「で、クリスは何でここに?まだ昼前だけど」
「仕事終わったから気分転換に散歩してるだけ、って言っても信じないだろ」
「あぁ……うん、そうだね、正直ちょっと……何企んでるんだろうっていう気になるね」
「ははは、そうだろうそうだろう。まぁ今更だから別にどう思われようがどうでもいいけどな」

「ところで、クリスはウィリアムさんの事知ってるの?」
「そりゃあな。研究所で何度か顔合わせた事もあるし」
「あぁ……そういや真紅騎士団も魔術に関連する研究やったりしてるって言ってたね」
こうして考えてみると自分の知り合いほぼ城の方に関わりがある人達じゃなかろうか。

「それで、今日はどうするんだい?館に行くなら私が行くよ。というか、私しか行ける人がいないけど」
「え、そうなの?」
「あぁ、アレクはフラッド殿に呼ばれたから恐らく今日は半日消えたも同然だろうし、モニカは琥珀騎士団の訓練の手伝いだろ、レイヴンはそういやここ数日姿を見かけてないから任務なんじゃないか?」

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